2011年07月28日 (木) 22:00 | 編集
昨夜は、久々の胃痛というか胆嚢痛でなかなか寝付けずツライ思いをしました。
食後2~3時間で症状が出るのが特徴なんですね。
このところ胆嚢痛はずっとなかったし、先週の1年毎の検査でも胆嚢ポリープは「変化なし」だったので、ちょっとショック。
ま、油断するなということですね。
ちなみに本日、今年初めて鳴き声 by ミンミンゼミを聴きました。
いよいよ夏本番???
さて、昼過ぎに診療室を抜け出して、南保健センターに行ってきました。
今日は3歳半健診の当番です。
相変わらずムシ歯のある子は少ないですね。
ですが、ごく少数ですがムシ歯のある子がいて、その子には何本もムシ歯があるという、、、
少なくとも口腔内に関しては健康格差が広がっているということです。
そして、そういう子って、親に問題あり、、、な場合が多いんですね。
こういうことを書くと「じゃ、昔、ムシ歯の洪水だった頃は、全ての親が問題ありだったの?」と言われちゃうんですけど、それは違うんですよね。
要するに、昔と違って今はムシ歯の予防方法が確立されていて、それが一般に広く周知されているわけです。それをやらないで放置しているわけですから、予防法もよく分からず戦後に食生活が大きく変化した頃と比較するのは無理があるのです。
それから、もうひとつ。
多くの歯医者が、おいらのように「多数の未処置ムシ歯のある子は、親に問題のある場合が殆ど」って思っているはずなんですけど、あまりそういう発言をしないんですよね。
理由は簡単。猛反発が来ることが予想されるからです。
実は、おいらも10年近く前ですけど、中学の同窓会の席で、話の流れでそういう発言をしたら、同級ママさん達の一部から猛反発をくらいました。
「歯医者ごときに何がわかる?、断言できるの?、そもそもそんなことを言われる筋合いはない。」という感じですね。
それ以来、おいらもこの話題は封印するようにしました。
もちろん歯科健診においても「口腔内所見以外のことには言及しないように」というマニュアルが存在します。
過去に「善かれ」と思って言及した歯科医師もいらしたようなのですが、クレーム多数だったようです。
実際、児童虐待防止の観点からはネグレクトの兆候のひとつに「多数の未処置ムシ歯」があって、歯科医師がそれを見つけた時は児童相談所への通報義務があるのですが、実際には上記のような事情が背景にあってあまり機能していないのです。
最終的には「可哀想なのは子ども」ですから、、、何か良い方策はないものですかね。
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この記事へのコメント
以前は僕もそういうケースでもあまり親御さんに指摘しないようにしていました。。。
ですが、きちんと指導できる歯科衛生士も揃ってきたので、今では積極的に親御さん達にも指導するようにしています。
そういう指導に対してご理解が無い親御さんはそのうち来なくなりますね・・・。
ですが、きちんと指導できる歯科衛生士も揃ってきたので、今では積極的に親御さん達にも指導するようにしています。
そういう指導に対してご理解が無い親御さんはそのうち来なくなりますね・・・。
そうなんですよね、、、
「指導管理」と言っても耳障りな指導は除外しましょうというのが暗黙の了解というかなんというか。。。
その点、先生のところの衛生士さんは素晴らしいですね!
「指導管理」と言っても耳障りな指導は除外しましょうというのが暗黙の了解というかなんというか。。。
その点、先生のところの衛生士さんは素晴らしいですね!
2011/07/29(金) 12:53 | URL | MG #Qi8cNrCA[編集]
うちでも指導はしているものの全然懲りずに、また治療しちゃって下さいなんておっしゃる方もいますし(泣)一方、泣き叫びながら治療を受けている子を見て涙し反省する方もいます。後者の方が多くなることを信じて指導に励んでま~す。
2011/07/30(土) 12:23 | URL | kkc #-[編集]
そっか~、、、kkc先生も悩まれておられるんですね~。
良い方向に世の中が動いてくれることを願って。。。
良い方向に世の中が動いてくれることを願って。。。
2011/07/30(土) 12:41 | URL | MG #Qi8cNrCA[編集]