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アスベスト考
2005年07月26日 (火) 14:17 | 編集
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最近、アスベストが大問題になっておりますね。
それにしても騒ぎ過ぎでないかい?
たしかに、怖いけど。
良いと思われていたものが、ある日突然命に関わる問題になる。
そして当時の行政の対応の遅れが浮き彫りに、、、これって薬害エイズに通じるモノがありますね。

だいたいやね(竹村健一風に)、歯医者なんて歯に詰めたり覆せたりする金属を鋳造する時に、アスベストを使うのが当たり前でしたから。
アスベストリボン、、、て言うんだけど、そのリボンを手で引き千切るんですわ。
その時にアノ細かい繊維ですか。思いっきり飛び散ってましたねぇ、今思えば。

歯科大の実習室なんて、アッチで千切ってコッチで千切って、、、もうアスベスト繊維飛散しまくり。
何の疑問もなく千切ってたな。うん。
歯医者だって相当なモノだけど、歯科技工士なんて言ったら、、、もうどれだけ吸い込んでいるか。

でも仕方がないよね。当時コレが身体に悪いなんて誰も知らなかったことだもの。
、、、で、小生が歯医者になって数年後、、、今思えばあれが1992年だったんでしょうかね、アスベストに発ガン性があるってことが判って、、、アスベストリボンが急遽グラスウールに代替されたんですわ。

当時、アスベストに発ガン性があるって初めて聞いた時の状況、今でも憶えています。
「え?何でグラスウールなの??。アスベストに発ガン性、、、あ、そう。」
そんな感じでしたねぇ。
で、保存実習準備室の天井見上げて、「でも、アレ。あれもアスベストでしょ?」、、、そう、思いっきり吹き付けてありましたがな。

アスベスト剥き出しの天井、、、こんなの当たり前でしたよね。
今でもいたるところに見受けられるし。
でも昔は思いっきりもてはやされていた石綿ですから、、、これも仕方ないんだろうなぁって思ってました。

で、今日の報道ステーション。
「JR新大阪駅の天井にアスベスト剥き出し40年間!、、、JR西日本1992年から認識していたが放置」
ほんでもって例の「知ったかぶり古館伊知郎」が、、、
「まったくとんでもないことですよね。40年間ですよ。あれだけの人間が往来する場所で。本当に許せません。」

、、、ホントに彼の薄っぺらぶりには呆れるばかりですな。
彼がアスベストの為害性を知ったのって、もちろん今回の騒ぎがきっかけなんでしょうけど、「JR西日本だし思いっきり非難しておこうかな」ぐらいに考えたんでしょうかね?。
新大阪駅って半分はJR東海の管轄なんですけどJR東海の方はどうなのよ、、、そんなことにはまるっきり思いを馳せないんでしょうな、彼。

立場が弱いと見るや、ここぞとばかりにイジメを入れる現在のマスコミの姿勢、、、その悪しき部分を凝縮したようなテレ朝を象徴するような男:古館伊知郎。
「イジメられる人間にも問題がある」っていう、いわゆる「イジメる側の論理」ってのがもし世にあるとすれば、彼こそ本当にイジメてやりたくなる男じゃありませんこと?。

あ、台風7号、それてくれて良かったですね。
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